宇宙には想像できないほどのたくさんの星があります。
その中で、「水」が星の半分以上(地球は70%)を占める星は、とても少ないと言われています。
その星の一つが、わたしたちが住んでいるこの地球です。
「水」のおかげで命が生まれ、いろいろな種類の生き物が暮らすことができています。わたしたち人間もそのうちの一つです。
地球にはこのように多くの水がありますが、そのほとんどは海水です。
地上で暮らす生き物や人間が必要としている真水は地球全体の2.53%しかないそうです。
つまり、地球全体の水の量が100個の風船だとすると、真水の風船は3個もないのです。
しかも、その真水の風船のうち1個は、地下水や氷として隠れていて、人の目には見えないところにあるのです。
国土交通省HP内「世界の水資源」参照
人が生きるためには、「酸素」「真水」「食物」が必要です。
食べることを何日も、何か月も我慢した人がいますが、その人は毎日水だけを飲んで耐えることができました。
でも、「水」を飲むことをやめてしまうと、2日~3日で人は死んでしまいます。
それだけ「水」は生きるために大切なものなのです。
そんな人間にとっても大切な「水」ですが、時には人に災害をもたらすこともあります。
大雨や洪水など最近の異常気象と言われる天候は、人が作り出したのではないかと言われています。
大雨の反対に、全く雨がふらず、植物や動物やそこに暮らす人間も生きて行けなくなる国もあります。
海の水位が上がって、無くなってしまう島も出るかもしれません。
「水」と共にある地球。そこに暮らす、わたしたちの責任は大きいのです。
わたしたちは、この地球に何をしてあげることができるのでしょう?
なにをすれば、なかまたちと楽しく生きてゆくことができるのでしょう?そんなことを考えて欲しくて「ざぶん賞」をつくりました。
文・絵 市村淳一