ざぶんSDGs大賞

仲間と挑戦!絆に感謝! 緑化活動プロジェクト

01.活動内容

植物の力を最大限活用した「緑いっぱいの学校づくり」

 山口中学校の「緑化活動プロジェクト」は、生徒や教職員の自主性と自発性により、保護者や地域の皆様の支援を受け、学校での取り組みが前進しました。
 グランドの芝生化を推進し、緑豊かな地球を目指しています。芝生の植付けでは、生徒のボランティア活動により、自主的、自発的に進められました。成長した芝生は、運動部活動に所属する生徒がストレッチや休息場所に活用しています。今後、芝生が生徒、教職員に加えて、保護者や地域の方々の憩いの場となることを願っています。
 西宮市花と緑の課より、ゴーヤ、ササゲ、モミジバアサガオの苗を提供していただき、生徒たちが協力して植付けを行いました。夏休みの水やりでは、部活動で登校した生徒が、教職員と力を合わせ、登校後または下校前に心を込めて水やりしました。そのおかげで、アサガオは大きく成長し、PTA室と教室の前に大きな緑のカーテンをつくることができました。日陰をつくりことにより、エアコンの設定温度を適切に設定し、エネルギーの有効活用と地球温暖化防止に努めることができました。アサガオの緑のカーテンにより、花の美しさを楽しみながら、涼しい夏を過ごせました.
 芝生化されたグランドと校舎にできた緑のカーテンは、安全に安心して過ごせる学校づくり、居場所づくりに貢献しています。生徒は芝生の苗を植えたときには、「グランドが緑いっぱいになるのが楽しみです」と感想を述べ、アサガオの緑のカーテンができたときには、「2階まで伸びる生命力に感動しました」と感想を述べていました。さらに、ササゲの実を見たときには、「ササゲを使って料理をしてみよう」と前向きに活動しようとする意欲が見られました。これらの体験を通して、心豊かにたくましく生きる生徒を育成します。
   今年は、昨年のゴーヤに加えてササゲやモミジバアサガオを育てて緑のカーテンをつくる取り組みへと発展しました。また、グランドの芝生化を進めることにより、「緑いっぱいの学校づくり」へと発展しています。花壇に植えたチューリップで新入生を祝いました。植物の力を最大限活用して、生徒・保護者・地域の皆様が力と心を合わせて、明るい地球の未来を築きます。そして、持続可能な社会と一人ひとりのウェルビーイングの向上を目指して今後も取り組みを継続します。

02.活動をはじめたきっかけ

はじまりは、ゴーヤの緑のカーテンづくりから

  山口中学校では、ボランティア活動を活発に行っています。例えば、グランドの芝生化、花の水やり、モリアオガエルの保存活動、地域のお祭りのお手伝い、有馬川の清掃活動など、積極的にボランティア活動を行っています。アサガオの緑のカーテンづくりでは、生徒や教職員の自主性と自発性により、苗植えや水やりを行いました。ボランティアの輪が緑のカーテンをひろげました。また、グランドの芝生化に向けて、生徒の中から有志が積極的に芝生の植付けに取り組みました。次年度は、家庭や地域と連携・協働して緑のカーテンづくりの輪をひろげていきます。そして、エネルギーの有効活用により、持続可能な社会を目指すとともに、学校・家庭・地域社会が一体となり、日本社会に根差したウェルビーイングの向上を目指します。「仲間と挑戦!絆に感謝!緑化活動プロジェクト」

03.活動を通して学んだことや感じたこと

一人ではなく仲間と共に。広がる活動の輪

  アサガオの苗を育てて緑のカーテンをつくる活動を通して、最初は生徒の中から有志が芝生の植付けに参加しましたが、夏場の水やりには全校生が協力して、参加しました。部活動で登校した生徒たちが、教職員と協力して、心を込めてアサガオや芝生の水やりを行いました。一人ではなく、仲間と一緒に水やりを行うことで楽しみながら活動することができました。また、保護者の方々が来校した際に、緑のカーテンを活用し、エアコンの設定温度を適切に設定し、エネルギーの有効活用と地球温暖化防止に努めることができ、大変喜んでいました。限りある資源を大切にし、エネルギーを有効に活用することは、地球の未来のために必要な取り組みだと感じました。今後は、地域の方々と一緒に、この活動をさらにすすめていき、持続可能な社会の実現に取り組みます。

04.活動継続のためにしている工夫

保護者や地域の方も協働できる取り組みへ

 ゴーヤやアサガオは、太陽の光と恵みの水と肥料で大きく成長します。近年の猛暑や記録的な大雨を有効に活用し、ゴーヤを大きく育てることができます。山口中学校では、昨年からゴーヤの緑のカーテンづくりを始めましたが、今年はアサガオやササゲなどのつる性の植物にもチャレンジしました。今後もこの取り組みを続けるために家庭や地域と連携していきます。今年採れたアサガオの種を活用して、来年は学校だけでなく、家庭や地域でアサガオの緑のカーテンをつくり、持続可能な地球環境を目指します。
 また、写真を校内で展示し、活動についての理解を深めてもらう場を増やします。文化活動発表会で展示することで、保護者や地域の皆様にご覧いただき、協働の輪を広げています。今後も、たくさんの方々が協働できる取り組みに発展させていきたいです。そして、SDGsの早期達成と誰一人として取り残さない幸せな社会の実現に貢献します。

ざぶんSDGs大賞

活動略歴

2023年4月 理科の授業でゴーヤの栽培について学ぶ
2023年5月 ゴーヤの苗をプランターに植える
2023年6月 ネットを張って生長を促進する
2023年7月 有志による水やり開始
2023年8月 ゴーヤの収穫、スローガンの考案
2023年9月 ゴーヤの種から苗を育てる、ヒマワリやコスモスを育てる
2023年10月 緑化活動の標語(スローガン)を文化活動発表会で展示
2024年2月 芝生の植付け
2024年3月 チューリップの球根の植付け
2024年5月 西宮市花と緑の課よりゴーヤ、ササゲ、モミジバアサガオの苗の配布、苗の植付け
2024年6月 ネットや支柱を設置して生長を促進する
2024年7月 有志による水やり開始
2024年8月 ヒマワリ、コスモス、百日草を育てる
2024年9月 アサガオの種の収穫
2024年10月 緑化活動の写真を文化活動発表会で展示
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